連日の暑さもひと段落。台風の影響の雨も大して降らない日でした。

久しぶりに夕方から出かけたのは四ツ谷から徒歩で紀尾井ホールへ。

5階のホールから窓越しに見える景色もすてきな夕暮れ前です。



今日は篠笛奏者の鳳聲晴久(ほうせいはるひさ)さんのリサイタルへ。

大学時代の友人の息子さんという事から、お知らせいただきました。



篠笛というと、お祭りの時の祭りばやしや歌舞伎の時などの音位しか知りませんでした。

今回は2020年から取り組んで来ているバッハの楽曲が数曲演奏されました。

東京芸大時代からの同窓生のアコーディオンとチェロの奏者の方を中心に、ヴァイオリンとコントラバスの方も加わりました。

思っていた篠笛の音とは全く異なる透明感のある美しい音色は、日本の篠笛の音色とは思えない、バッハの音律に共有出来ると驚かせられました。

もちろん着物に着替えての鼓とのお囃子も演奏なさいました。
伝統的な曲とは演奏方法が、顔つきから変わるんだな〜と分かりました。

トークの時に西洋音楽はドレミの音階で、お囃子などはピーヒャラ的にと話されたのに納得しました。

涼やかに気持ちが洗われたような一夜でした。



「Sine terumino Antiqua」としてネット配信
するようです。