北斎展は今までにも、色々なところに見に行ってました。今年は六本木のミッドタウンの地下のホールに。
「北斎づくし」
「北斎漫画」「富嶽三十六景」「富嶽百景」
この全編・全ページを徹底的に見られる
「尽くし」の展覧会です。
ホールの展示も壁から天井まで北斎!
全883ページの「北斎漫画」も初編から最終巻までじっくり見てしまいました。
図案集であり、画集であり、さらに百科事典の様でアイデアに富んで飽きさせません。
今回の図録は通常のタイプと異なり縦55㎝、
横40㎝、見開くと80㎝と大判で中綴じなしのユニークなモノでした。
家に帰ってからも「尽くし」の雰囲気を楽しめました。
北斎に関しては飽くなき探究心に頭が下がります。
70歳以前の絵は取るに足らないもので、73歳にしてようやく動物等の骨格、植物の成り立ちを理解出来た。80歳でますます成長し、と100歳近くまで生きてやっと一人前の絵描きになれるとされています。
あれほどの作品を描いても満足せずもっと先に進もうとしていた、そのパワーを感じさせられて来ました。